金属の切削加工で使用される金属材料は様々あります。
特性の異なる幅広い金属材料を、使用用途や使用環境に応じて選定します。
各材質の機械的性質、物理的性質、化学的性質などの機能を理解する必要があります。
鉄鋼金属(S45CやSS400など)、ステンレス鋼(SUS304やSUS304など)、アルミニウム合金(A2017やA5052など)、純銅・銅合金(C1100やC3604など)。
目次
鉄鋼材料
鉄鋼は、安価で加工性が良好で金属の中で最も多く使用されている材料です。
鉄鋼材料は炭素鋼・合金鋼(特殊鋼)・鋳鉄に分けられます。
炭素鋼
炭素鋼(Carbon Steel)は、主に鉄と炭素から成る合金で、炭素鋼は一般的に0.02%から2.14%の炭素を含む鉄鋼です。
炭素含有量による分類
低炭素鋼:炭素含有率が0.02%から0.3%。可塑性が高く、主に溶接や成形に適しています。
中炭素鋼:炭素含有率が0.3%から0.6%。強度が高まり、熱処理によって硬度が向上します。
高炭素鋼:炭素含有率が0.6%以上。硬度が非常に高く、刃物やばねなどに使用されます。
JISによる分類
SPC材(冷間圧延鋼材)、SS材(一般構造用圧延鋼材)、S-C材(機械構造用炭素鋼鋼材)、SK材(炭素工具鋼鋼材)
炭素鋼 | SPC材(冷間圧延鋼材) | 低炭素鋼 |
SS材(一般構造用圧延鋼材) | 低炭素鋼・中炭素鋼 | |
S-C材(機械構造用炭素鋼鋼材) | 低炭素鋼・中炭素鋼 | |
SK材(炭素工具鋼鋼材) | 高炭素鋼 |